どもども!くまたんです🐻
今回ご紹介するのは『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ダイヤモンド社)です。
みなさんの周囲には「実力もないのに評価されている人」はいませんか?
仕事をしていてそう感じる人が1人や2人はいるはずです。
そもそも社会で成功している人たちに共通していることはなんでしょうか。
私たちの多くは「努力は成功に結びつく」と考え、幼い時から勉強し、人間関係を必死に構築してきました。
本書はこの「努力は成功に結びつく」という思い込みを覆してくれる一冊です。
結論から言うと、「あなたはデキる人間」だと周囲に錯覚させればいずれ本当にデキる人間になれるのです。
複数の会社の立ち上げに成功した著者は、社会は決して実力主義ではなく「実力があると周囲に錯覚させることができる人間」が良い立場を手にすることができると言います。
例えば私の場合「出版経験があります」「人事を若手ながら担当しました」「月に50冊本を読みます」などと強調すべき点をアピールすれば、周囲は勝手に私のことを優秀な人間であると勘違いし始めます。
このように「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」のことを『錯覚資産』といいます。
錯覚資産を持つことで「あなたは優秀である」と評価され、よりよい環境が用意され、実力を積み重ね、やがて本当に実力のある人間になっていくのです。
だからこそ著者は「成功の鍵は才能や努力ではなく、運次第である」と断言します。
あなたの錯覚資産に釣られる人が周囲にいるのかどうかはまさに運次第
運次第なのですが・・・
この錯覚資産を意識的に増やすことで成功の確立を上げることができます。
基本的な方法は簡単で「自慢できる成果を生むために色々なことに挑戦し、地道に錯覚資産を増やす」この一点です。
そうしているうちに先述した通り、よい環境が整い、雪だるま式にあなたの錯覚資産は増えていくのです。
私は本書を読む前は「努力に勝るものはない」と考えていました。
努力が成功へと近づけてくれると自分を安心さていたのです。
だからこそ「成功するかどうかは運次第」という考え方に最初は抵抗がありましたし、信じたくありませんでした。
ただ本書を読み終えると、最初に述べた「実力もないのに評価されている人」に対する解を得られました。
思考の錯覚をいかに巧みに活用するか
人生の成功の鍵はここに秘められていると教えてくれる一冊でした。
ペシッ