どもども!くまたんです🐻
みなさんは「積ん読」という言葉をご存知ですか?
初めて目にするという人も多いと思います。
そうなんです。
積ん読とは買った本を読まずにどこかに積んで置くことを指します。
この言葉相当古くからあったらしく、明治時代には既に使われていました。
1901年(明治34年)の雑誌「学鎧」の田尻北雷【書籍つんどく者を奨説す】、およびその中の表現「音読・黙読以外に、書籍につんどくあり」と用いられたのが最初とされる
引用:ユライカ
私自身、月に本を60冊読む読書家(勝手ながら自負してます)として、常に家には新しい本が10冊程読まずに積んである積ん読家でもあります。
今回はこの積ん読家である私が、積ん読の魅力についてみさなんにお伝えしたいと思います。
はじめに
買った本を読まずに積んで置くと聞くとあまり良いイメージは持てないかもしれません。
なぜなら、日本は消費文化の国です。
いかに計画的に物を消費していくか、すなわち賢い消費をすることが模範とされています。
その中で、消費をせずにただ放置しておくだけの積ん読は賢い消費とはまさに逆の存在。
積ん読に対して良いイメージを持たれないのも無理はないのかもしれません。
ただ私は積ん読に対してかなり肯定的な立場で、みなさんに対しても推奨したいと考えています。
次からは積ん読の魅力について説明していきます。
買っておくことに価値がある
みなさんは欲しい物を買うか迷っているうちに買う機会を逃してしまったことはありませんか?
後々手に入るのなら問題はないかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
また、人間誰しもがその時には欲しいと考えていても、次の瞬間にはもう忘れてしまっているなんてこともよくあります。
だからこそ、欲しいと魅力を感じた物はその場で可能な限り入手しておくべきだと考えます。
積ん読もまさにその通りで
・読みたいと思った本に今後二度と出会える保証はない
・次の日には忘れてしまっているかもしれない
・本を持っておいても腐ることはない
これらの理由から私は欲しいと魅力を感じた本は極力買うようにしています。
みなさんも「この本面白そうだけど分厚いし読めるか心配」「興味はあるけどレビューをみた後に買おう」と考えているなら、その場で買ってしまってください。
魅力を少しでも感じた本ならば、きっと何かしらあなたにプラスを与えてくれるはずです。
読みたい本がそばにある安心感
本を読むことを日課にしている私からすればいつでも読める本が側にあるのは大きな安心感に繋がります。
予備の本がなければわざわざ新しい本を買いにでかけなくてはいけません。
(そのくらい本が好きです)
少し強引かもしれませんが、マスクを常につけている人からすれば予備のマスクがかばんの中にあると安心しますよね。
タバコをよく吸う人も、ポケットにタバコの箱があれば安心しますよね。
やはりいつでも側にあるのは大きな安心感に繋がります。
感覚を研ぎ澄ます
みなさんは「プライミング効果」をご存知ですか?
プライミング効果とは、先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指す。プライミング効果は潜在的(無意識的)な処理によって行われるのが特徴
引用元:脳科学辞典|プライミング効果
もっと簡単に説明すると、人間は同じものを何度も目にしたり、触れたりすると脳が潜在的にそのものに対して敏感になるということです。
実は、積ん読にもこの効果が適用されます。
普段から周囲に興味ある分野の本を置いておくことで、自然と目に入ります。
そして目に入るたびに「この分野に興味があるんだ」と再認識することができます。
私は普段ニュースや新聞を読む際に、プライミング効果のせいもあってか興味ある分野に関するワードが強く目に映るようになりました。
現代のようにたくさんの情報が溢れている情報社会においては、いちはやく言葉を読み取りチャンスを掴みとることが重要となってきます。
積ん読をしていると、自然と情報へのアンテナを張り巡らせることが可能となるのです。
【個人的な想い】本への恩返し
私は本が好きで本に携わるお仕事をしています。
だからこそ、常日頃から出版社や本屋に対して少しでも貢献できればと考えています。
そういった意味で積ん読は、本を買うことで出版業界に貢献することが可能です。
これからも積ん読は続けていきたいと思います。
まとめ
ここまで積ん読の魅力について説明してきました。
積ん読をすることは忌み嫌われがちですが、これまで説明してきた通り決して悪いことではありません。
積ん読という考え方を頭の片隅にでも置いておくことは、本との関わりを増やし、きっと人生を豊かにしてくれるはずです。
ぜひみなさんも積ん読を実践してみてください!